12月になると、忘年会のお誘いが続きます。「今年こそ太らずに乗りきりたい」と思いながら、気づけば年明けの体重計で驚く。毎年そんな繰り返しという方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、飲み会そのものを減らす必要はありません。大切なのは、当日に我慢することよりも、前後の数日で調整することです。


なぜ「当日の我慢」はうまくいかないのか

楽しい席で一人だけ食べないというのは、思っている以上に難しいものです。我慢できたとしても、その反動で翌日に食べすぎることもあります。

それに、飲み会が週に1回なら、残りの6日のほうが体に与える影響は大きいはずです。1日の結果ではなく、1週間の合計で考えると気持ちが楽になります。


当日に意識したい3つのこと

1. 最初の一品を、揚げ物以外にする

空腹のまま揚げ物から始めると、血糖値が急に上がり、その後も食欲が止まりにくくなります。枝豆、冷やしトマト、刺身、サラダなど、野菜かたんぱく質から始めてみてください。

2. お酒の合間に水を一杯

アルコールには体の水分を出す働きがあります。お酒と同じくらいの量の水やお茶を挟むと、翌日の体調が違います。飲む量も自然と落ち着きます。

3. 締めの一杯は「半分こ」でも満足できる

締めのラーメンやごはんものは、塩分もエネルギーも大きく響きます。やめるのが難しければ、半分にする、スープを残す。それだけでもかなり変わります。


前後3日の調整が、いちばん効きます

飲み会の翌日は、食欲がないことも多いものです。そこで抜いてしまうと、昼や夜に食べすぎます。軽くていいので、朝に何か口にしてください。

  • 前日: 塩分と脂質を控えめに。野菜とたんぱく質を中心に
  • 当日の昼: 軽めに。ただし抜かない(空腹で行くと食べすぎます)
  • 翌日: 味噌汁や具だくさんスープで水分とカリウムを補う
  • 翌々日: いつもどおりに戻す。体重が増えていても2〜3日は様子を見る

飲んだ翌日に体重が増えていても、その多くは水分と食べ物の重さです。数日で戻ることが多いので、あわてて極端な食事制限をしないでください。


むくみが気になるときは

飲み会の翌朝、顔や足がむくむのは塩分とアルコールの影響です。カリウムを含む食材(バナナ、ほうれん草、じゃがいも、海藻)を意識すると、余分な塩分を出しやすくなります。

ただし、腎臓の病気がある方はカリウムの摂り方に注意が必要です。主治医の指示を優先してください。


まとめ

飲み会は、我慢する場ではなく楽しむ場です。最初の一品を変える、水を挟む、締めを半分にする。この3つだけでも体への負担は変わります。

そして、前後の数日で整える。1日単位ではなく1週間単位で考えることが、12月を気持ちよく乗りきるこつです。


一人で抱えこまず、管理栄養士と一緒に

ここまで読んで、「自分の場合はどうすればいいの」と思われた方もいるはずです。体質も生活も人それぞれですから、一般論だけでは迷いが残ります。

MEGURU では、毎日の食事の記録をもとに、管理栄養士があなたに合ったやり方を一緒に考えます。我慢を増やすのではなく、いまの食生活を知るところから。無理なく続けられる一歩を、二人三脚で見つけていきます。


よくある質問

Q. 飲む前にウコンや胃薬を飲んだほうがいいですか?

お薬やサプリメントのことは、医師・薬剤師にご相談ください。食事の面では、空腹で飲み始めないこと、水を挟むことのほうが確実です。

Q. お酒は、どれを選ぶと太りにくいですか?

糖質の面ではハイボールや焼酎の水割りが控えめです。ただし飲む量が増えれば同じことなので、種類より量と、一緒に食べるものの影響のほうが大きくなります。

Q. 翌日は断食したほうがいいですか?

おすすめしません。抜くと次の食事で食べすぎやすくなります。消化にやさしいものを、いつもどおりの時間に摂ってください。