「朝ごはんは食べたほうがいいとわかっているけれど、食べられない」。このご相談は、本当に多くいただきます。

大切なのは、しっかり食べることを目指さないことです。まずは一口から。それでも体は変わります。続けられる始め方をお伝えします。


なぜ朝食が大事なのか、ひとことで

朝に食べ物が入ると、体の中の時計が動き出します。体温が上がり、脳が働き始め、その日のリズムが整います。

もうひとつ、朝食を抜くと昼食後の血糖値が上がりやすくなります。昼に強い眠気がくる方は、朝を抜いていることが原因かもしれません。


食べられない理由は、人によって違います

  • 食欲がない … 前日の夕食が遅い・多いことが原因かもしれません
  • 時間がない … 作る前提をやめると解決することがあります
  • 作るのが面倒 … 調理のいらないものを置いておくだけで変わります
  • 習慣がない … 20年抜いてきた方が急に変えるのは難しいものです

ご自分がどれに当てはまるかで、打つ手が変わります。


一口から始める5つの方法

1. 飲み物から始める

固形物が無理なら、牛乳、豆乳、野菜ジュース、具だくさんの味噌汁から。液体なら入るという方は少なくありません。

2. 前の晩に用意しておく

おにぎりを握って冷蔵庫に。ヨーグルトにバナナを切って入れておく。朝に判断することを減らすのがこつです。

3. 調理のいらないものを常備する

ゆで卵、納豆、チーズ、ヨーグルト、バナナ、小魚。買い置きしておけば、袋を開けるだけで一品になります。

4. 夕食を見直す

朝に食欲がないのは、前の晩に食べすぎているか、遅すぎることが原因の場合があります。夕食を30分早める、量を1割減らす。朝が変わることがあります。

5. 「ちゃんと」をやめる

ごはん、味噌汁、焼き魚、納豆。そんな朝食は、できたら立派ですが、できなくて当然です。バナナ1本でも、牛乳1杯でも、抜くよりはるかに良いと考えてください。


慣れてきたら、たんぱく質を一品

一口が習慣になってきたら、卵・納豆・ヨーグルト・チーズのどれかを足してみてください。

朝にたんぱく質を摂ると、昼までの腹持ちがよくなり、間食が減ります。夜の眠りの材料にもなるので、一日のまわり方が変わります。


まとめ

朝食は、完璧さより回数です。週に2日できたら、次は3日。そうやって増やしていくほうが、ある日いきなり和定食を作るより長続きします。

今日は牛乳一杯でも構いません。そこから始めてみてください。


一人で抱えこまず、管理栄養士と一緒に

ここまで読んで、「自分の場合はどうすればいいの」と思われた方もいるはずです。体質も生活も人それぞれですから、一般論だけでは迷いが残ります。

MEGURU では、毎日の食事の記録をもとに、管理栄養士があなたに合ったやり方を一緒に考えます。我慢を増やすのではなく、いまの食生活を知るところから。無理なく続けられる一歩を、二人三脚で見つけていきます。


よくある質問

Q. 朝食を抜くと太りますか?

抜くこと自体より、その反動で昼や夜に食べすぎることが問題になります。また昼食後の血糖値が上がりやすくなるため、体には負担がかかります。

Q. 時間がないときは、コンビニでもいいですか?

十分です。おにぎりとゆで卵、サラダチキンとヨーグルトなど、主食とたんぱく質を組み合わせると整います。

Q. 朝はコーヒーだけですが、だめですか?

だめというより、もったいないという言い方が近いです。そこに牛乳を入れる、バナナを1本添える。それだけでも変わります。