「野菜を1日350g」。健康診断の結果説明などで、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ただ、350gと言われても、台所に秤を置いている方は多くありません。量らずに数える方法がわかれば、ぐっと続けやすくなります。
なぜ350gなのか
これは「健康日本21」で示されている目標値です。ビタミン、ミネラル、食物繊維、カリウムを十分に摂り、生活習慣病を防ぐために必要な量として設定されました。
ちなみに日本人の平均は、男女とも270g前後。多くの方が1日80gほど足りていない計算になります。これは小鉢1つ分です。
秤を使わずに数える
いちばん簡単なのは、小鉢の数で数える方法です。
- 小鉢1つ(生野菜なら両手に山盛り1杯、加熱なら片手に軽く1杯)… およそ70g
- これを1日5つ。それで350gです
- 朝1つ、昼2つ、夜2つ。この配分なら無理がありません
味噌汁の具、ラーメンにのっている野菜、カレーに入っている野菜も数えて構いません。サラダだけで達成しようとすると、たいてい続きません。
生で食べるか、加熱するか
加熱すると、かさが3分の1から半分ほどに減ります。生のサラダをどんぶり一杯食べるより、おひたしや炒め物のほうが現実的です。
一方で、ビタミンCや葉酸は水や熱に弱い性質があります。汁ごと食べられる味噌汁やスープにすると、溶け出した分も摂れて無駄がありません。
生と加熱、どちらが良いということはありません。両方を組み合わせるのが現実的です。
色の濃い野菜を3分の1
350gのうち、120gほどは緑黄色野菜から摂るのが目標です。にんじん、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、かぼちゃ、トマト、ピーマンなど。
見分け方は簡単で、切ったときに中まで色が濃いものです。キャベツやレタス、大根、もやしは淡色野菜にあたります。どちらも必要ですが、色の濃いほうが不足しがちです。
足りない日の補い方
- 冷凍野菜を常備する。栄養価は生とほとんど変わりません
- カット野菜も有効です。洗う手間がないぶん続きます
- 具だくさんの味噌汁やスープを作り置きする
- 外食では、小鉢やサラダを1つ追加する
なお、野菜ジュースは手軽ですが、食物繊維が減っているものが多く、そのまま350gの代わりにはなりません。足りない日の助けとお考えください。
まとめ
350gは、小鉢5つ。そう覚えておけば、外食でも自炊でも数えられます。
毎日ぴったり達成する必要はありません。1週間を通して足りているか。その見方のほうが、長く続きます。
一人で抱えこまず、管理栄養士と一緒に
ここまで読んで、「自分の場合はどうすればいいの」と思われた方もいるはずです。体質も生活も人それぞれですから、一般論だけでは迷いが残ります。
MEGURU では、毎日の食事の記録をもとに、管理栄養士があなたに合ったやり方を一緒に考えます。我慢を増やすのではなく、いまの食生活を知るところから。無理なく続けられる一歩を、二人三脚で見つけていきます。
よくある質問
Q. いも類は野菜に入りますか?
じゃがいもやさつまいもは、主食に近い扱いになるため350gには含めません。かぼちゃは緑黄色野菜として数えます。
Q. 野菜ジュースでは代わりになりませんか?
製品によって異なりますが、搾る過程で食物繊維が減っているものが多く、噛むことによる満腹感も得られません。足りない日の補助としてお使いください。
Q. きのこや海藻は数えていいですか?
正式には野菜とは別の分類ですが、食物繊維やミネラルが摂れるので、積極的に取り入れてください。350gとは別に数えるのがおすすめです。







