お弁当やお菓子の裏に、小さな表が印刷されています。栄養成分表示といって、2020年からほぼすべての加工食品に表示が義務づけられました。

ただ、数字が並んでいるだけでは判断ができません。どこをどう見れば、買い物に役立つのかを整理します。


必ず書かれている5つの項目

  • エネルギー(kcal)
  • たんぱく質(g)
  • 脂質(g)
  • 炭水化物(g)
  • 食塩相当量(g)

この順番は決まっています。ほかの項目(糖質、食物繊維、カルシウムなど)は任意です。


最初に確かめるのは「何あたり」か

これを見落とすと、判断を大きく誤ります。

  • 1食あたり … そのまま読めます
  • 100gあたり … 実際に食べる量に換算が必要です
  • 1袋あたり … 全部食べる前提の数字です

たとえば「100gあたり200kcal」のお惣菜が250g入っていれば、全部食べると500kcalです。表示のいちばん上にある単位を、先に確かめてください。


食塩相当量は「ナトリウム」ではありません

以前はナトリウム量で書かれていましたが、いまは食塩相当量での表示が基本です。そのまま塩の量として読めます。

1日の目標は、男性7.5g未満、女性6.5g未満(高血圧の方は6g未満)。1食あたりなら2gから2.5gが目安になります。

カップ麺1つで5gを超えるものもあります。スープを残せば2gほど減らせるので、表示を見てから食べ方を決めると違います。


「糖質ゼロ」「カロリーオフ」の意味

  • 糖質ゼロ … 100mlあたり0.5g未満。完全にゼロとは限りません
  • 糖質オフ・控えめ … 比べる対象より少ないという意味。基準は商品によります
  • カロリーゼロ … 100mlあたり5kcal未満
  • カロリーオフ … 100mlあたり20kcal以下

ゼロと書いてあっても、たくさん飲めばその分は積み上がります。表示に安心せず、量は意識してください。


原材料名は「多い順」に並んでいます

栄養成分表示の上にある原材料名も役に立ちます。使われている量が多い順に書かれているためです。

最初に砂糖や果糖ぶどう糖液糖が来ている飲み物は、糖分が主役ということになります。スラッシュ(/)の後ろは添加物です。


まとめ

全部を読む必要はありません。「何あたりか」を確かめ、「エネルギー」と「食塩相当量」の2つを見る。まずはそれだけで十分です。

慣れてくると、同じ棚の商品を比べられるようになります。その比べる目が、毎日の積み重ねを変えていきます。


一人で抱えこまず、管理栄養士と一緒に

ここまで読んで、「自分の場合はどうすればいいの」と思われた方もいるはずです。体質も生活も人それぞれですから、一般論だけでは迷いが残ります。

MEGURU では、毎日の食事の記録をもとに、管理栄養士があなたに合ったやり方を一緒に考えます。我慢を増やすのではなく、いまの食生活を知るところから。無理なく続けられる一歩を、二人三脚で見つけていきます。


よくある質問

Q. 炭水化物と糖質は同じですか?

炭水化物は、糖質と食物繊維を合わせたものです。糖質だけが表示されている商品もありますが、義務ではないため書かれていないこともあります。

Q. 脂質は何gまでに抑えればいいですか?

1日の目安は、摂取エネルギーの20〜30%です。2,000kcalの方なら44〜67gが目安になります。1食あたり15〜20g程度とお考えください。

Q. 表示のない商品もありますが、なぜですか?

その場で作って売る惣菜やパン、小規模な事業者が作るものなどは表示が免除されています。外食店のメニューも義務ではありません。